レールプラグイン

概要

レールプラグインは、線路のレールを表現するために使用されます。

定義ファイル (Rail2.txt) 文法

rail-plugin ::=
plugin-header
RailInfo{
    Gauge = float;
    Height = float;
    SurfaceAlt = float;
    CantRatio = float;
    MaxCant = float;
    ( FlattenCant = yes-no; )opt
}
SoundInfo{
    WheelSoundFile = filename;
    JointInterval = float;
}
profile-list

解説

Gauge

レールのゲージ幅を設定します。狭軌の場合は 1067 [mm] ですので、メートルに直して Gauge = 1.067; と指定します。この値は、カントに対してカーブの内側にあるレールの高さを一定に保つために参照されます。

Height

レールの高さを指定します。この値は、枕木の y 座標 0.0 を基準とする高度に対して橋脚をどの程度下げて接続するかを決定するために使用されます。

SurfaceAlt

レールの表面が、線路を敷設する場所の地表からどれだけの高度にあるかを指定します。これにより、枕木の高さによらずレール面の高さが一定になります。

CantRatio

カントの角度はカーブの曲率半径に反比例し、その比例定数を指定します。単位は [deg・m] です。実際には、次の MaxCant に近付くにつれ指数関数的に収束します。

MaxCant

カントを付ける場合の最大角度を指定します。

FlattenCant

レールより下のレイヤにカントの影響を伝えないかどうかを設定します。yes を指定するとカントの影響は除去され、枕木以下橋桁、橋脚には勾配のみが影響するようになります。デフォルト値は no です。

WheelSoundFile

レールの継ぎ目を車輪が通過した際に鳴らす効果音の .wav ファイルを指定します。この .wav ファイルは、タイミング調整のために先頭に 100 [ms] の無音領域を設けてください。

JointInterval

上記で指定した音を鳴らすためのレールの継ぎ目の感覚をメートル単位で指定します。

profile による断面定義では、断面を XY 平面とする 2 次元座標で形状指定を行いますが、このうち縦方向にあたる y 座標については、レールと車輪の接触面を 0.0 として指定を行ってください。つまり、ほとんどの場合 y 座標は負値になります。

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