旅
2016/02/12 15:00
10日にネット止まるって言われてたのにまだ使える不思議。
旧正月だからかな(^q^)ネット使える内に書いときます。
俺の大好きな黄土高原シリーズも去年の旅では今回が最後。
黄土高原といえば大きく山西省、陝西省、河北省のが有名なんだけど一番有名なのは陝西省で実は今回初めて来た。
呉堡は黄河に面し、古代から交通の要所であり戦国時代の係争地であり統一後は匈奴との防衛の最前線だった。
時代が流れて争いの時代が過ぎると共に社会から忘れ去られ時代から取り残された集落。それがここ呉堡。
まず平遙からバスに乗って北の文水に。ここで電車に乗って呉堡へ。
呉堡駅を降りて言葉を失った。
ここが駅前・・・だと!?
駅前広場からの景色じゃない。
まず道がドコにあるのか探した。
カオスすぎるスタートに軽くビビる。
こっからバスに乗って30分ほど行って黄河沿いの平地に出る。
ただ呉堡古城は直接行くバスがないんで下りて更に30分ほど歩くことになった。
これを渡った先の左側の崖をひたすら登った。
ここが、呉堡古城。
黄河を望み切り立った崖の頂上に位置するこの集落はまさに天然の要塞。
土盛の城壁が多いけどここは石の城壁。だから石城とも呼ばれる。
周囲1kmちょいと規模はそれほどでもないけど1000年以上の歴史がある。
まずは城壁をまわってみた。
崖の上から見る黄河と黄土高原。
雄大にして壮観。絶景だ。
この黄河の向こうが山西省で同じく数年前に行った李家山はこの向かいを黄河沿いの20kmほど北に位置する。
城壁の中を散歩してみることにした。
全然人がいない。ほとんど廃墟と化してた。
聞いたら今は2世帯しか残ってないとか。
交通が不便で水が少ないってんでみんな麓におりていったらしい。
観光開発してテーマパーク化されて原型すら留めない名前だけの古城もあれば
原始的な姿を残した文化的、歴史的価値の塊のような本当の古城は「不便」ってだけで忘れられていく。
「開発」は「破壊」と「非開発」は「忘却」と同義になりつつある。
文化的価値の保存と保護の手段を「開発」とし、「非開発」としないといかんと思う。
帰り際にやっと観光客向けの看板立ててる人見つけた。
まあ、2時間まわって1人の観光客もいなかったのに
看板立てるより先にやることあるやろと思わんでもなかったけど・・・
外の人に知ってもらう前に現地の人が忘れないことが重要やと思う。
完全に忘れられたら、ハナから存在しなかったのと変わらない。
マチも、ヒトも。
平遙~分水(バス)50km(計6790km)
分水~呉堡(列車)150km(計6940km)
陝西省呉堡県
3
2016/02/12 21:41
yone
中国人の観光客さえ1人も見かけんかったからな・・・
ちゃんと整備すれば立派な観光資源になると思うんだがなー。もったいない
2016/02/12 19:23
けにくす
人が全くいない、忘れ去られた村やな。
ドラクエにもそんな村があったが、竜王に滅ぼされたドムドーラのような。。。
こういうところはなかなかガイドブックではお目にかかれんな。
コメント